Huionのペン技術が初めて採用されたのは 2012 年です。2012年から今までの間、弊社では、最先端の技術をもつエンジニアたちが常に専門領域にアンテナを高くし、新しい技術を吸収しています。
この記事ではHUIONのペンテクノロジーの進化を通じて、HUIONペンタッチを1.0から4.0に段階的にアップグレードすることを説明いたします。
目次
- ペンタッチ1.0(PenTech 1.0)
- ペンタッチ2.0(PenTech 2.0)
- ペンタッチ3.0(PenTech 3.0)
- ペンタッチ3.0+(PenTech 3.0+)
- ペンタッチ4.0(PenTech 4.0)
- 最後に
ペンタッチ1.0(PenTech 1.0)
初代ペンはバッテリーペンであり、ペンタブレットH420で初めて発売されていました。バッテリー交換は簡単で、単4形電池(AAA電池)1枚で800時間連続使用できます。ただしバッテリー交換プロセスはかなり煩わしいで、バッテリの位置によってペンの重量分布が破壊され、ユーザーエクスペリエンスが低下します。
2012年3月30日、Huionはペンタッチ1.1(PenTech 1.1)を発売し、バッテリーペンを充電式ペンにアップグレードしました。充電式ペンはペンタブレットK58で初めて発売されました。バッテリを交換せずに、フル充電で40時間で連続使用できます。
バッテリー交換の代わり、充電式ペンのバッテリーを充電する必要があります。バッテリーが又ペンの中に残っていますので、ペンの重さがあり、使用時に疲れやすいになります。バッテリ交換ができないため、長時間放置するとバッテリが故障する可能性があります。
- 充電/バッテリー必要のペン
- ペンが少々重い
- 長時間放置故障可能
ペンタッチ2.0(PenTech 2.0)
Huionは2017年8月30日にPenTech 2.0が採用している充電不要なバッテリーフリーペンを発売しました。このバッテリーフリーペンは最初ペンタブレットH640Pで搭載していました。新しいバッテリーフリーペンはEMS(電磁共鳴テクノロジー) を採用しており、最終的にバッテリーの束縛から抜け出します。
しかし、充電不要なバッテリーフリーペンはセンサやペン先形状を含む充電式ペンと同じ内部構造を使用しております。ペンタッチ2.0のペンとペンタッチ1.0のペン用の磁性ペン先が長いなので、カーソルがずれることがあります。
- 充電不要なバッテリーフリーペンへ進化
- ペンの重さを減らす
- ペン先が長くなる
ペンタッチ3.0(PenTech 3.0)
(モデル:ペンPW517)
より良い製品・ユーザーの体験を提供するために、HuionはPenTech 3.0が採用している充電不要なバッテリーフリーペン(PW517)を発売しました。このPenTech 3.0ペンは初めて製品Kamvas 13に付属してあります。
PenTech 3.0ペンは新モデルのセンサが使用され、センサ位置は6 mmから3.5 mmに低下しました。センサ位置が低いほど応答が速くなり、ペン先の長さ(ペン本体の末端からペン先の末端まで、下図をご参考)は0.8 mmから0.3 mmに減少しました。ペン先の形状も最適化され、より良い精度を得ることができます。新しいPenTech 3.0があれば、ペンはすべてのペンの動きにしっかりと従うことができます。フェルト製のペン先と一緒に使うことができます。フェルト製ペン先は、描画時の摩擦力を高め、紙に描いたような体験をもたらします。フェルト製替え芯はプラスチック製より絵描き心地が優れております。紙に描いたような心地になることができます。
- センサ位置を低下される(応答が速くなる)
- ペン先の長さを短く(より良い精度を得る)
- ペン先材料変更(フェルト製のペン先)
ペンタッチ3.0+(PenTech 3.0+)
(モデル:ペンPW550/PW550S)
2023年に新しいペンタッチ3.0+ペン(PW550S/PW550)を販売してあります。PenTech 3.0ペン(PW517)より、ペンタッチ3.0+ペン(PW550S)本体の直径、サイトボタンの形状、ペン先などを変更したことがあります。よりスリムなペン本体は使い慣れた鉛筆のように実感があり、鉛筆を使っているような自然な感覚でイラストを描くことが可能です。ペンヘッドとペン先を少し小さくすることで、ペン先とディスプレイ上のカーソルとの距離による視差を効果的に回避し、集中して創作に取り組むことができます。 ペン本体にホコリが付きやすい現象も大きく改善されました。フェルトペン先への交換に対応、驚くほど自然な書き心地を実現します。
- ペン本体の直径、サイトボタンの形状、ペン先などを変更
- ペンヘッドとペン先を少し小さくする(視差減少)
ペンタッチ4.0(PenTech 4.0)
(モデル:ペンPW600/PW600S/PW600L)
ペンタッチ4.0(PenTech 4.0)は、第4世代のHuionペン技術です。独自に開発されたHV200チップを通じてデジタルデータを伝送し、圧力感度を16,384レベルまで完璧に向上させています。 筆圧曲線がより繊細になり、2gON荷重(IAF)から最大筆圧まで対応でき、繊細な線を拾えることが可能です。
*ON荷重:どの程度の力を入れたら描画できるのかの指標のこと
さらに、PenTech 4.0には以下の高度な機能も搭載されています:
- 傾き自動調整:どんな角度で線を描いてもカーソルの位置と実際にクリックされている位置がズレなし、正確に維持されます。
- ペン先のサイズ削減:握りやすい細いグリップで快適にお絵かきができます。本体にホコリがつきやすい現象も大きく改善されました。描画のどの部分も邪魔することなく、スムーズに線がひくことができます。
- ペン先の沈み込みの改良:筆圧を0から最大まで掛けると、ペン先が最大で約0.35mm程本体側に沈みます。ペン先の接触やペン内部の振動やブレを抑えることに成功し、使用感触としては沈まなく硬いので鉛筆に近いです。
PenTech 3.0の主な高度な機能も継承されています:
●オプションのペン先:通常のプラスチック製ペン先とフェルト製ペン先、2種類が選択できます。
●傾き検知機能:ペンの角度によって太さや濃淡が変わます。斜めに傾けたときに、本物の鉛筆のように陰影をつけることができます。
最後に
以上の情報をまとめると、以下でご参考してください。
ペンタッチ技術 | 特徴 | ペン | ペンタブレット | 液晶タブレット |
ペンタッチ1.0 | ●充電/バッテリー必要のペン ●ペンが重い ●長時間放置故障可能 | PEN80/PE150/PF150 | WH1409(8192)、Q11K、H610PRO、NEW、1060PLUS(2048)、WH1409(2048)、NEW 1060PLUS(8192) | - |
ペンタッチ2.0 | ●充電不要へ進化 ●ペンの重さを減らす ●ペン先が長くなる | PEN68/PEN68D/PW100 /PW500/PW507 | 420、H420、H430P、H640P、H950P、H1060P、H1161、H610PRO V2、HC16、HS64、HS610、H320M、 Q11K V2、WH1409 V2、Q620M | GT-190/GT-190S, GT-185, GT-220, GT-220 V2 (2048) GT-156HD, GT-156HD V2, GT-191, GT-220 V2 (8192), GT-221 PRO Kamvas Pro 12 / Pro 13 / Pro 16 / Kamvas 16 / Pro 20 (2019) / Kamvas 20 |
ペンタッチ3.0 | ●センサ位置を低下される (応答が速くなる) ●ペン先の長さを短く(より良い精度を得る) ●ペン先材料変更 (フェルト製のペン先) | PW517/PW110/ PW517/PW320 | Inspiory 2、Giano、Keydial KD200、Dial 2、Inspiroy Frego S/M、Inspiroy 2 S M L、Huion Note | Kamvas 12/13/16(2021) Kamvas 22/22 Plus、 Kamvas 24/24 Plus、 Kamvas Pro 13/16 (2.5K)、 Kamvas Pro 16 (4K)/Pro 16(4K) Plus、 Kamvas Pro 24/24(4K)、 GS1902、KS2401、KS1601、RDS-160、RDS-220 |
ペンタッチ3.0+ | ●ペン本体の直径、サイトボタンの形状、ペン先などを変更 ●ペンヘッドとペン先を少し小さくする (視差減少) | PW550/PW550S | ||
ペンタッチ4.0 | ●傾き自動調整(ズレなし) ●ペン先のサイズ削減 ●ペン先の沈み込みの改良 | PW600/PW600S/PW600L | - | Kamvas Pro 19、Kamvas Pro 27、Kamvas 16(Gen 3)、Kamvas 13(Gen 3) |
旧式のバッテリーペンから新型式バッテリーフリーペンまで、最高のユーザー体験を追求する理念と技術チームの努力が含まれています。HUIONはお客様の声を製品の開発・改善に反映し、お客様満足度の高い製品作りに努めて参ります。これからもよろしくお願い申し上げます。