Huion Inspiroy Dial 2は同社のペンタブ「Inspiroy Dial」シリーズにおける第2世代製品となっており、 2つのダイヤルコントローラーが装備されているため、デザインは少々無骨ですが、それぞれに機能を割り当て作業効率の向上が見込めます。ダイヤルコントローラーにはダイヤルモードとRadialモード(ラジアルモード)、二種類のモードがあり、2つのダイヤルコントローラーの機能をそれぞれ設定できます。本記事でダイヤルの機能の紹介とダイヤルの機能を設定する方法をご紹介いたします。
●ダイヤルとは?
Inspiroy Dial 2は2つのダイヤルが装備されています。ダイヤルにはダイヤル真ん中のボタンと回転できる円盤を合わせて組み立ています。円盤は「拡大縮小」などの機能を設定でき、ダイヤル真ん中のボタンを押して、円盤の機能を変更することができます。
ダイヤル真ん中のボタンを押して、画面の下方で今ダイヤルの機能が切り替えることができます。
デフォルト:ズームイン /ズームアウト、ブラシサイズ、上下スクロール
●ダイヤルモード/Radialモード
手順:ドライバを開き、下の「ダイヤル」をクリック>Dial1/Dial2を選択>「カスタマイズ」を選択>ダイヤルモードで使用できる
スライダーを動かして、Dial1/Dial2の感度を選択できますし、ダイヤル本体を時計回す/反時計回すことができます。
「Radial」を選択する場合、Radialモードで使用できます。
ダイヤルモードで使用
Inspiroy Dial 2の画像のダイヤルをクリック>割り当てたい機能を選択
詳細機能の紹介
①デフォルト機能
ダイヤルモードの場合、各ダイヤルコントローラーには3つのデフォルト機能があります。
デフォルト:ズームイン /ズームアウト、ブラシサイズ、上下スクロール
➁マルチメディア
「マルチメディア」を選択すると、ダイヤルコントローラーを回して、前後の曲を再生できます。回して音量を上げたり、下げたりもできます。
➂機能のカスタマイズ
ショートカットを作成するには入力ボックス(時計回り/反時計回り)をクリックして、有効なキーの組み合わせを入力します。作成したショートカットを実行するには、ダイヤルコントローラーを時計回りや反時計回りに回します。 たとえば、Photoshopでダイヤルの機能を「Ctrl+-」/「Ctrl+=」に設定してキャンバスを拡大/縮小することができます。
④機能なし
「なし」を選択するとダイヤルコントローラーは回しても機能を実行しません。
最新バンジョーのドライバー(Driver_15.7.6.1357など)を利用する場合、ドライバを開き、「ダイヤル」をクリック、下図のものが表示されます。
ご注意:表示されるリストは機種によって異なる場合があります。ファームウエアアッ プデート等によりリスト内容が変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
ダイヤルの機能の設定は、以下の一覧で確認できます。
デフォルト ズームイン /ズームアウト、ブラシサイズ、上下スクロール | |
キーボード 入力ボックス(時計回り/反時計回り)をクリックして、有効なキーの組み合わせを入力します。 | |
マウス スクロールホイール、反転、その他機能の設定。 | |
マルチメディア 前の曲、次の曲、再生/一時停止、音量を上げる、音量を下げる、ミュートなどの機能をキーに割り当てることができます。 | |
Photoshop | |
Lightroom | |
Premiere | |
Clip Studio Paint | |
TVPaint Animation | |
機能なし 「機能なし」を選択した場合、キーを押しても何の機能も実行されません。 |
Radialモード(ラジアルモード) で使用
ダイヤル単体での使用だけでなく、Windowsのラジアルモジュールに組み込んで使用することもできます。
ドライバを開き、下の「ダイヤル」をクリック>Dial1/Dial2を選択>「Radial」を選択>Radialで使用できる
Radialモードを設定/使用する方法について、こちらの記事でご参考してください。参考ページ:Huion Inspiroy Dial 2のダイヤルをRaDialモード(ラジアルモジュールモード)に設定する方法
ご注意:ダイヤルのWindowsのラジアルモジュールモードはOS Windows 10及び以降のみに対応できます。
Huion Inspiroy Dial 2に関して、こちらのリンクでご参考してください。
参考動画: