BIOS(バイオス:Basic Input Output System)とは、パソコンで使われる機器の管理と制御を行う役割を持ちます。この記事では、BIOSの基本的な解説から、その設定方法、BIOS画面を起動する方法に至るまでを分かりやすく説明します。
目次
BIOSとはなに?
BIOSは、パソコンのハードウェアを制御してオペレーティングシステム(OS)が動作できるようにするプログラムです。これはマザーボードに組み込まれたROM(読み取り専用メモリ)に格納されています。
マザーボードとは、パソコンの中心となる基板で、CPU、RAM(作業用のメモリ)、ハードディスク、DVDドライブなどの各種機器を接続して処理を行う役割を担っています。
BIOSはマザーボード内のハードウェアの状態をチェックし、CPUやメモリ、ストレージなどのハードウェアが正しく動作するように初期化します。初期化が完了すると、BIOSはOSの起動を開始します。このプロセスは「ブートストラップ」と呼ばれています。
設定変更でできること
BIOSの設定を変更することにより、パソコンで利用するシステムのカスタマイズが可能になります。起動ディスクの順序を変更することで特定のデバイスからの起動を制御したり、新規ハードウェアに対応したり、CPUの動作速度の調整などを通じてパフォーマンスを最適化できます。また、BIOSの設定メニューでは、パソコンにつながったハードウェアの診断やファームウェアのアップデートなどの管理作業を行うこともできます。
BIOSを起動する方法
一般的なWindowsパソコンのBIOS設定画面には、パソコンの電源を入れる際や再起動の際に特定のキーを押すことでアクセスします。使用するキーはパソコンのメーカーやモデルにより異なりますが、よく使われるのは「F2」や「Del(Delete)」、「F1」、「F10」キーなどです。電源を入れた瞬間、または再起動時にこれらのキーのどれかを押し続けると、通常はBIOS設定画面に移行します。
➊Kamvas Studio 16の場合
- 電源ボタンを押す
- キーボードの「F7」キーをを押しっばなし、ポップアップウィンドウが開く。
- キーボードの「↓」キーを押すと、「Enter Setup」を選択し、キーボードの「Enter」キーを押す。BIOS設定画面が入る。
➋Kamvas Studio 22の場合
- 電源ボタンを押す
- キーボードの[Back Space](バックスペース)キーや[Delete](デリート)キー を押しっばなし、ポップアップウィンドウが開き、BIOS設定画面が入る。
➌Kamvas Studio 24の場合
- 電源ボタンを押す
- キーボードの「F11」キーをを押しっばなし、ポップアップウィンドウが開く。
- キーボードの「↓」キーを押すと、「Enter Setup」を選択し、キーボードの「Enter」キーを押す。BIOS設定画面が入る。